僕が死のうと思ったのは

5月 18, 2019



僕が死のうと思ったのは ウミネコが桟橋で鳴いたから
我也曾想過死 就因為聽到黑尾鷗在碼頭的悲鳴

波の随意に浮かんで消える 過去も啄ばんで飛んでいけ
隨著海浪漂浮而消失 讓過去也被叼啄 飛向遠方吧


僕が死のうと思ったのは 誕生日に杏の花が咲いたから
我也曾想過死 就因為生日的那天杏花綻放

その木漏れ日でうたた寝したら 虫の死骸と土になれるかな
在那陽光灑落的樹蔭下睡著 能否像蟲的屍體一樣在泥土中長眠呢

薄荷飴 漁港の灯台 錆びたアーチ橋 捨てた自転車
薄荷糖 漁港的燈塔 生鏽的拱橋 被棄置的自行車

木造の駅のストーブの前で どこにも旅立てない心
佇立在木造車站的暖爐前 心中卻沒有前往任何目的地的欲望

今日はまるで昨日みたいだ 明日を変えるなら今日を変えなきゃ
今天就和昨日一樣 想要明天有所改變 今天就必須採取行動

分かってる 分かってる けれど
我知道… 我都知道… 可是啊…

僕が死のうと思ったのは 心が空っぽになったから
我也曾想過死 是因為心裡感到空虛

満たされないと泣いているのは きっと満たされたいと願うから
感到不滿足而哭泣的原因 一定是因為渴望心中能被填滿

僕が死のうと思ったのは 靴紐が解けたから
我也曾想過死 只因那鬆開的鞋帶

結びなおすのは苦手なんだよ 人との繋がりもまた然り
我不善於重新繫緊 與人之間的羈絆也是如此吧

僕が死のうと思ったのは 少年が僕を見つめていたから
我也曾想過死 就因那少年盯著看我這副德性

ベッドの上で土下座してるよ あの日の僕にごめんなさいと
在床上下跪 對那天的我說聲對不起

パソコンの薄明かり 上階の部屋の生活音
電腦透出的微光 樓上房間的聲音

インターフォンのチャイムの音 耳を塞ぐ鳥かごの少年
門口對講機的聲音 摀住耳朵困在鳥籠中的少年

見えない敵と戦ってる 六畳一間のドンキホーテ
與看不見的敵人戰鬥著 在這窄小房間的唐吉訶德

ゴールはどうせ醜いものさ
反正最後目標一定是醜陋的啊

僕が死のうと思ったのは 冷たい人と言われたから
我也曾想過死 就因為被說是冷漠的人

愛されたいと泣いているのは 人の温もりを知ってしまったから
渴望被愛而哭泣著 是因為嘗到人的溫暖

僕が死のうと思ったのは あなたが綺麗に笑うから
我也曾想過死 是因為你如此美麗地笑著

死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きる事に真面目すぎるから
滿腦子只想著死 一定是因為對於活著這件事太認真了吧

僕が死のうと思ったのは まだあなたに出会ってなかったから
我也曾想過死 是因為還沒遇見到你

あなたのような人が生まれた 世界を少し好きになったよ
因為有像你一樣的人生於世上 讓我稍微對這個世界感到喜歡了

あなたのような人が生きてる 世界に少し期待するよ
因為有像你一樣的人活在世上 讓我稍微對這個世界有所期待了

影片出處: https://www.youtube.com/watch?v=2d6o6ZgOGAY

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